PKを待ちながら

2014年公開のインド映画『PK』のネタバレです。『きっと、うまくいく』のランチョーを演じ、『チェイス!』のサーヒルを演じた「国宝級」俳優、アーミル・カーンの主演作です。鑑賞済みの方、ネタバレOKの方はどうぞ。未見の方は10月29日全国公開をお待ちください!

日本の『PK』

『PK』のDVDレンタル開始

『PK』のDVDのレンタルが4月4日に開始されました! 一言でまとめると、「絶対的に吹き替えがおすすめ」です。「イチゴ味」バンザイ!!!

正直な話、アーミル作品がこのような形(一般公開、DVD発売しかも日本語吹き替えつき)で日本に来ることは、もう二度とないと思います。劇場ですでにご覧になった方も、ぜひ、ぜひ、DVDで、日本語吹き替えで、ご覧下さい。劇場で観たときよりもするっと、ナチュラルにストーリーに入り込めることは間違いありません! さらに28日からはDVD/BDのセル盤も発売です! 末代までの家宝としてぜひお求めを。

さて、ところで、『PK』の日本語字幕は、ところどころ適切でないところがあって、DVDリリース後にちまちま取り上げようかなと考えていました。(「アラーの神」という不適切な表現とか、劇中の神様チラシすら大文字なのになぜか小文字pkとか、「イスラム教徒」を「サルファラーズ」に替えて論点がすり替わってるとか、人間全体に対する批判が導師個人批判にすり替わってるとか、下ネタが無意味に自粛されてるとか)
が、やめにします。なぜなら、吹き替え(の翻訳と演技)がとても良くて、かなりの部分が解決されているから。文字数やその他の理由で字幕に反映されなかったと思われる部分が、とても丁寧に盛り込まれています。映画の吹き替え版がこんなに素晴らしいと感じたのは初めてです。おそらく『PK』という作品が、言葉の表面だけではなく、表情とか、微妙な言い回しとか(要するに「演技」)、文字化できない、定量化できない要素を多分に含んでいるからなのでしょう。
いやー嬉しいです。『PK』が、インド映画が、メジャーなハリウッド映画と同じようにプロフェッショナルに、「普通に」扱われたことが嬉しいです(ここで「ムトゥ」の歌詞カードが脳裏をよぎります)。

そして、日本オリジナルのポップカラーのジャケットも、店頭に並んでその威力を発揮しています。キレイ! 可愛い!! 本国版のポスター、ジャケットは砂漠のような茶色背景なのですが、ウェブ広告展開などを考えるとキャッチーなポップカラーが正しいですよね。ロゴの「pk」垂直化したのでDVD背表紙に収まってます。

繰り返します。もうすでに劇場で観た方も、未見の方も、『PK』は吹き替えで観てね★ 

『PK』公開前夜

ついに明日、映画『PK』が日本公開となります。興行的にはこれからが本番、お客さんの入り具合が非常に気になるところですが、当ファンブログとしては、ここで一つの区切りを見ることになります。本来であれば、お世話になった皆様方に個別にご挨拶申し上げるべきところですが、恐縮ながらこの場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。

2014年10月29日、東京国際映画祭の舞台挨拶にアーミルが来日したあの日から2年間、ずっとアーミルと『PK』のことばかりを考えてきました。いったいどれだけの時間と労力とお金をつぎ込んだことやら。狂ったように、熱に浮かされたように、マジュヌーンのように、発情期の牡象のようにオンラインやらオフラインやら国外やら国内やらビッグサイトやらを駆けずり回ってきましたが、ふと、1か月ほど前に、雷に打たれたように気づいたことがあります。

『PK』がきっかけで、なんと多くの人たちとの素晴らしき出会いがあったことか。

『PK』がなければ出会うことのなかったであろう方々と出会い、感動を共有し、ビールを酌み交わし、喜びを分かち合い、何物にも変え難い豊かな時を過ごすことができました。また、皆様の純粋なご好意により、とても貴重な情報や機会、お宝も分けていただきました。いま、私の心とお部屋の中は、金銀宝石に勝る輝きで満たされています。まるで人付き合いが苦手で引きこもりの私に、このような経験を与えてくださったこと、『PK』をきっかけにして出会った皆様には深く深く感謝しています。本当にありがとうございます。

そして、そもそもすべての始まりは『PK』であり、インドという国及び文化、インド映画、俳優アーミルとヒラーニー監督の豊かな感受性と才能、そして尽きることない挑戦の精神に対する尊敬の念はつきません。極東の片隅に暮らす一般人に、このような歓喜をもたらすことができるなんて、なんと驚嘆すべき力でしょうか。
『PK』とアーミルを追いかける中で、多くを学び、多くの感情を味わいました。今や、経典を求めて天竺へ渡った三蔵玄奘の気持ちが、生涯クリシュナを讃えて過ごしたミーラーバーイーの気持ちが、以前より近しく感じられます。周りのすべてが見えないほど熱狂のなかで、それまで知らなかったこと、うまく理解できなかったことが少し見えてきたような気がします。

それから、お仕事として『PK』に携わった皆様へ。エンタメ、広告宣伝のお仕事は時に過酷なものだとお察しします。しかし皆様の真摯なお仕事のおかげで、こうして生きる喜びと希望を得ている小市民が確かに存在しています。こんな一部のマニアにワクワクする日々を与えてくださったこと、とても感謝しています。

さて、今まできちんと書いていなかった『PK』の感想文をここで書いておきます。『PK』の何がそんなに胸を熱くするのか、うまく把握することも表現することもできず、ずっと2年間ポツポツとこのブログを綴ってきました。今の時点で感じているのは、この作品は「人がハッピーでない時にどう生きればいいのかについて、ささやかで確かな知恵を授けてくれる」ということです。私はどうやらハッピーエンドの物語があまり好みではないようで、どうも「なーんだ、結局ハッピーエンドか」という感情が頭をもたげてきます。「人生、ハッピーエンドじゃないことのほうが多いんだから、どうしたらいいのか教えてよ…」そんな問いに『PK』が少しだけヒントをくれます。『PK』の登場人物は皆、それぞれが困難に出会い、苦しみもがき、なんとか解決策・妥協作を見出して生きています。そんな人々と観客に対して、PKは優しく教えてくれます。楽しく踊って充電するんだよ、愛する人を信じるんだよ、まがい物には気をつけるんだよ、神は常に見守っているのだよ…。
ニッチな現代英語文学を異様な熱情で追い続ける都甲幸治氏がこんなことを書いていました。「複数の文化に根ざした小説を読むことで、僕たちの精神の地平は拡がるだろう」(英語で読む村上春樹2016年5月号 NHK出版)まさに私の精神の地平は、『PK』、そしてこれまで出会ったすべての皆様のおかげで拡がりを見ることができました。

どうか、『PK』のメッセージが、必要としている人のもとに届きますように。

…いや。

ぜひともPKのメッセージを受け取りに走ってください!! 今すぐ劇場へGO!! 上映館のチェックはこちらから!

近くに映画館がない? たまには国内旅行でもしてみませんか?! 正直言って、アーミル作品が日本公開されることは、もう二度とないと思うんですよね〜。行くなら今ですよ!

『PK』試写会

10月5日あたりから、怒濤の『PK』試写会ウイークに突入しました。私が確認できた範囲で、試写会が開催されるのは東京4か所、大学4か所、大阪1か所、札幌1か所。各会場、数百のキャパがあるはずですから、…すごい。関係者さんの意気込みを感じます。「この映画なら内容で、口コミで、イケる」という覚悟なのだと思います。

「今さらお前が行くな」と言われそうではありますが、『PK』関連イベントとあらば、じっとしてはいられません。1か所だけ、試写会へ行ってまいりました。というか、いくつか応募したうち、1か所しか当選しませんでした。
10月6日、おなじみ一ツ橋ホール。開場時間ギリギリに行くと、階段手前ですでに行列。試写会の動員力って、ホントにすごい。会場は当然、満席。中高年ご夫婦、学生さん、老若男女いろんな層の方がいらしてました。

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客入れ中はサントラが流れていたのですが、劇中では少ししか流れないDil darbadarがかかったところで涙腺決壊(←まだ本編始まってない)。上映前アナウンスで「上映時間は153分」と流れると、会場から軽く悲鳴が(笑)。つまりインド映画や『PK』をあまりご存じない方が多かったようです。大丈夫…きっと体感時間は短いから…と念を送っておきました。

上映中、会場の反応は良かったと思います。最初はなんだかノリがつかめない雰囲気がありましたが、「留置場チェックイン」あたりから、「なるほど、コレ、笑っていいやつだ〜」とほぐれてきたようで、ここかしこで笑い声が上がっていました。「シヴァ神のお導きでリモコン発見」のシーンで、隣りのご婦人が思わず「あっ、あった!」と声を上げていたのが、個人的にはたいへんツボでした。

最後の20分、皆さん息を呑んで物語の行く末を見守っていました(私は号泣中)。『PK』の伝えようとしたところが、確かに日本の観客の皆さんに伝わっていたと思います。なお、最後の最後のオチには笑い声が上がらなかったので、やはりインド映画には縁のない方が多かったようですね。

この日は「#PK見たよ をつけてSNSに感想を投稿するとプレスシート(マスコミ向けのプログラムのような資料)を先着100名にプレゼント!」キャンペーンもあったので、しっかりいただいてきました。

それにしても、したコメの屋外上映も良かったのですが、やはり映画館で観ると楽しいものですね! さらに10月29日の公開が待ち遠しくなりました!

アーミルのサイン入りポスターが当たるかも!

とうとう10月になりました。 『PK』公開まで1か月を切ったところで、プロモーションも本格的になってきましたよ!
なんと、アーミルのサイン入りポスターが当たるチャンスです!!


『PK』上映劇場にPKスタンディ等が出現するらしく、写真を撮ってツイッターまたはインスタにハッシュタグ付きで投稿するだけ! 上映劇場はこちらをチェーック!
PK公式

アーミルのサイン! サインっていうかアーミルが実際に見て、触ったお宝ですよ奥様! サインも欲しいですが、何より、PKちゃんが日本全国に出没するというだけでなんとも素敵なプロモーションです。映画を観る予定がなくても映画館に通うことになりそうです…。


 

『PK』inしたコメ

9月18日(土)、第9回したまちコメディ映画祭in台東にて、『PK』が上映されました。会場は、上野の不忍池水上音楽堂。ポケモントレーナーが1000人くらい集まっている不忍池で、 なんと、巨大PKちゃんバルーンが入口でお迎えしてくれました。


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当日配布されたPKちゃんうちわと、前売り特典のラジカセクリアファイルでPKごっこです。このバルーンは9月24日、25日に代々木公園で開催のナマステ・インディアにも(天気が良ければ)登場するらしいので、ぜひ行きましょう~。うちわとクリアファイル持参で。バルーン以外にも「PKフォトブース」「PK写真展」も予定しているそうです。「フォトブース」って何でしょう! 顔を出して写真撮影するようなやつでもあるんでしょうか? 見逃せません。また、これだけ立派なバルーンですから、公開初日にも、どこかの映画館前に登場するのではないかと思っています。要チェックですね~。

観客席は、まずまずの入り具合。同じしたコメのプログラム「映画秘宝まつり」やA.R.レヘマーン来日と日程がかぶっていたので、とても心配していたのですが、想像以上の入場者数で、開場時間にはすでに行列ができていました。
水上音楽堂は、屋根はあるものの壁のないオープンスペースで、夜風が吹き込み虫の鳴き声も聞こえてとても快適な会場でした。途中少し雨が降ったようですが特に気になることもありませんでした。

上映前のインド大使館一等書記官のご挨拶、辛酸なめ子氏のトーク、いとうせいこう氏によるヒラニ監督取材の映像の詳細については日活さんがレポートしているのでこちらをご参照ください。辛酸なめ子さんがするっとネタバレしてますので、日活さんも注意喚起してますがちょっとご注意。
日活レポート

話はそれますが、ネタバレ問題は難しいですね。ちょっとでも耳にしたくない、という人もいれば、全然オッケーな人もいますし。『PK』に関しては、「宣伝では明らかにしていない重要なアノ事実」は、ネタバレといえばネタバレですが、物語の中ではさほど重要でもないし、そこがオチでもないので、うっかり見てしまっても気になることはないかなーとは思ってますが。

私自身は『PK』は何度も何度も観ているので、気になるのは字幕のつくり込みと、観客のウケ具合。さすがに松岡さんですから、各国の英語字幕が省略した部分も、ヒンディー語からきっちり訳されています。ただものすごい早口でものすごい情報量をしゃべるので、どうしても日本語では落ちてしまう部分があって、まぁ、それは一部のマニアにだけわかる醍醐味とさせていただきましょう。観客の皆さんも、いい具合にウケていました。ちゃんと、映画が意図したところが伝わったのは嬉しいなぁ。日本人だからこそ共感できる部分もあったようです。一部、インド映画をある程度観ている人にしかわからない部分でも笑い声が上がっていたので、比較的インド映画好きの方も来場されていたようです。

公開まであと1か月と少し! したコメで一度観た方も、もしこのブログのネタバレを読んで初めて気づいたりした部分があったら、もう一度劇場へ行っていただけると嬉しいです! 
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アーミル・カーン(『きっと、うまくいく』のランチョー、『チェイス!』のサーヒル)のファンです。 アーミル主演、2014年12月インド公開の映画『PK』は日本未公開ですが、ネタバレをブログに書いています。 アーミルとPKに興味のない方は、積極的にブロック、RTブロック、ミュートなどしてくださいね!
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